研究会紹介
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植物社会学研究会について About APS

会長挨拶 Greeting

会長 中村幸人 日本の植物社会学的研究の発展のための研究会です。日本列島の植生の解明はもとより、東アジアの植生比較と体系化を目指しています。また、マクロ生態学に寄与するために生物気候学、景観学に対応した啓発も行っていきます。

会長 中村幸人(東京農業大学教授)


This association is built for phytosociological research and study. Main contents are not only breakthrough of vegetation in Japanese Archipelago but also hierarchy of East Asian vegetation in comparing with Japanese vegetation. Further we engage in research activities on bioclimatic study and landscape-ecology for contributing to macroecology.

Prof. Dr. Yukito Nakamura; Chairman of ASP

設立趣旨 Background

日本に植物社会学が導入されたのは1950年頃です。
Braun-Blanquet(1928)を原典とするこの学問分野は既に考案されていた優占種を分類基準とする手法(ウプサラ学派)と異なり,群落の種組成を基準とした植生の類型化を行い、それをベースとした群集生態学を打ち立て、生態学の1分野として地位を得ました。

植物社会学的な群落分類は国際的な命名規約を有し(Weber, Moravec & Theurillat 2000)、植生の客観的かつ汎用的な類型化が可能な唯一の方法です。既に国内においては自然環境保全基礎調査(環境省)、河川水辺の国勢調査(国交省)などで採用されています。

整理された植生の群落体系は生物種の分類体系と同様、生態学や地理学などのベースとして活用されるべき内容です。そのためには群落体系の継続的・発展的な研究とその迅速な公開が社会的にも、若い生態学研究者にも必要です。

しかし、日本の総括的な群落体系は「日本植生便覧」(改訂版1994)以来、公表されておらず、研究の進展に伴う最新の知見は利用しやすい方法で発表されておりません。そこで最新の研究成果に基づき、現在の環境のみならず植生の地史的な系譜も踏まえた、隣接科学の応用に耐える植物社会学的な群落体系の整備とその効果的な公表・利用・応用を期すべく、研究会を発足させました。

目的 Purpose

植物社会学的な群落体系の研究の進展
最新の群落体系の公表、更新(書籍及びインターネット)
群落分類に基づく植生学、生態学的な研究の紹介、普及
研究者、実務者相互の情報共有、連絡、親睦

世話役メンバー Working members

中村幸人(会長・東京農業大学名誉教授) Yukito NAKAMURA; Chairman
村上雄秀(幹事・IGES国際生態学センター) Yuhide MURAKAMI; Secretary
鈴木伸一(監査・東京農業大学) Shin-ichi SUZUKI; Audit
佐々木寧(企画・埼玉大学名誉教授) Yasushi SASAKI; Planning
田中徳久(記録・生命の星・地球博物館) Norihisa TANAKA; Scribe
奥田重俊(顧問・横浜国立大学名誉教授) Shigetoshi OKUDA; Adviser
<長らく当会の相談役をされていました沖津進先生は2016年2月に亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りします>